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【11/14】交流セミナーイベント 開催のお知らせ

当社でおそらく初めてのことですが、セミナーを開催します。「黒牛の酒米産地との連携」、農家との交流セミナーと題して、真剣な取り組みで、ふつうの「蔵開き」とはかなり違います。蔵見学を40名限定、セミナーは無料ですが100人定員、夕方は別途「酒米生産者との試飲会」を行います。これは30人まで、と事前申込制ですが、もちろん部分を個別に申し込めます。すべて添付のQRコードで神戸新聞事業社様からお申し込みください。

なぜこんな企画が出てきたのかと申しますと、昨年の米不足・価格急騰がきっかけです。全国の酒蔵が苦境に陥ったことに対し、都道府県が支援することになったため、蔵の所在する県等が地元産の酒米の高騰分に限って補助することとなり、酒米産地の酒蔵はケアされた一方、酒米の少ない県等では補助されないという、極めて不公平な事態となりました。おおよそ85%の県等は援助対象となったそうですが、和歌山県は酒米の産出は山田錦等あるにはありますが量は少なく、補助されませんでした。

 これは不公平なだけでなく、酒がどういうものかを誤らせることでもあり、認められないことでした。つまり、酒米産地の自県産分のみ補助となると、酒は米産地で生産されねばならない、もしくはその方が正統なものだという情報発信になりかねません。それではワインのような果実酒と穀物の酒を混同するもので、日本酒は、むしろ伝統として、良質の酒米を遠くまで求めたという歴史も否定することになります。

 私ども、日頃から、酒米産地に可能なかぎり足を運び、産地、農家との関係を大事にしていることを、PRポイントとしてきました。その努力は今回、全く考慮されなかったわけで、極めて遺憾でありました。今年に入り、酒米農家や産地との連携をテーマにすることを条件に、セミナーをやるなら応援していただけることになりました。多分そういうことでしょう。

 自社と地元を発信する機会です。蔵は蔵として、黒江という街の文化力を示せるセミナー会場や、素晴らしい試飲会会場についてもお知らせしていきたいと思います。うまく行ったら蔵開きも考えたいと思います。

株式会社 名手酒造店

名手 孝和